プログラム

PROGRAM



T3 NEW TALENT MISSION

MISSION

アジアの写真文化を発展させるプラットフォーム「T3(ティースリー)」は、国際写真フェスティバルである「T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO」に加え、2024年より新たにアートフォトのマーケットとして「T3 PHOTO ASIA」をローンチ、多くの来場者、関係者に支えられ、アジアと世界をつなぐ写真の現在地を提示する貴重な機会となりました。
そして今、フェスティバルとアートフェアの両方の知見を生かしながら、未来の才能を発掘し、国際舞台への扉を開くプログラム「T3 NEW TALENT」が始動します。
本プロジェクトでは、これまで国内の学生を対象に実施してきた「学生プロジェクト」をさらに発展させ、対象を作家に加えてキュレーターや美術批評家にも広げました。そして、世界で活躍するポテンシャルを秘めた新進および中堅の写真家を選出・支援するアワードとして展開します。選ばれた作家、キュレーター、批評家を対象に、国内外での展示や出版などの機会を生み出し彼ら/彼女たちの活動を支援していきます。
本ページでは、本プロジェクトにより選ばれた作家、キュレーター、批評家のプロフィールとともに、彼らの作品や活動をご紹介します。
速水惟広(T3 ファウンダー)
組織委員

BOARD

DIRECTOR

統括責任者
速水 惟広
アーティスト部門
太田 睦子
キュレーター/コーディネーター部門
菅沼 比呂志
美術批評家部門
千葉 由美子

アーティスト部門

ARTISTS


DIRECTOR COMMENT

日本の写真は、先人たちが築いた長い写真の歴史の上で、世界から高く評価される存在となっています。またアートの文脈において、現代写真はますます多様化し、その可能性を大きく拡張しています。世界の美術館やギャラリー、クリエイティブの世界は、常に日本からの新しい才能を待ち望んでいます。T3 NEW TALENTは既成概念に縛られない新しい表現で次の時代をつくらんとする若き写真家たちのために、グローバルに活躍するプロフェッショナルたちを審査員に迎え、世界につながる扉を開きたいと思います。
Director: 太田睦子(IMAエディトリアルディレクター)

受賞者を選出しました

キュレーター部門

CURATORS


DIRECTOR COMMENT

日本の作家を世界に輩出していくためには、海外のフェスティバルや美術館、ギャラリーと連携した展示企画などが出来る人材を育成していく必要があります。そのためには、キュレーションする力に加えて、海外で展示をコーディネートする技術や、国内外の関係者とのネットワークを身に付ける必要があります。本企画では、有望な人材に段階的に海外での展示経験を積んでいただくことで、国内の作家の作品を外へと発信するための技術と、それを実現するのに必要な人的なネットワークを獲得するための機会を提供していきたいと考えています。
Director: 菅沼 比呂志(キュレーター/コーディネーター部門)

池田 佳穂

美術批評家部門

CRITICS


DIRECTOR COMMENT

19世紀に登場して以来、写真は長い間時代の記録者としての役割を果たしてきました。しかし急速な情報化を始めた社会によって次第にその役割を変えており、現代の写真の定義は拡大され、写真が置かれる状況はより複雑化し多義的になっています。本事業ではそうした点をふまえ、写真の属性を様々な視点と立地から分析し、意義と役割について問い直す力を持った若手批評家2名を対象者とします。
高嶋 慈は、ジェンダー、クイア、フェミニズムに軸を置きながら、その視線は柔軟で多点的であり、常に社会全体に向けて開かれています。関 貴尚は、写真を重要な要素として用いた60年代のフォトコンセプチュアリズムの視点から写真をメディアとして捉え、写真の有用性を用いてアートの文脈から写真批評を試みます。本事業を通して、二人が現代美術と写真の間を横断的に批評を展開し、グローバルなネットワークを構築し、写真が持つ豊かなポテンシャルを我々に示してくれることを期待しています。
Director: 千葉 由美子(美術批評家部門)

関 貴尚
高嶋 慈